漫画 「さめない街の喫茶店」感想
はしゃ先生のさめない街の喫茶店を読みました。
ある日、夢から覚めなくなってしまった
スズメちゃんは
さめない街の喫茶店で働いている。
店主のハクロさんと喫茶店で住み込んでいる。
お菓子作りが得意なスズメちゃんとコーヒーを淹れるのがお上手なハクロさんの喫茶店にはいつも愉快な常連客が訪れて時間を過ごしていく話。
独特の時間の流れの街の中。
その街の仕組みは不思議な感じしかないけれど、どうにも不気味とは思わない。
何かが狂ってるとも思わない。
ただ、流れる時間が思った以上にゆっくりで、素朴な匂いがただよってくる。
さめない街の喫茶店の話の中では何も事件はおこらない、どこに向かっているのかわからない時間が流れていく中でただ過ごすことがとてつもなく目が離せなくなるんです。
優しさの低温火傷してしまう感覚。
登場人物の人柄か、はしゃ先生の人柄か、この空間が本当に居心地がいい。
自分も喫茶店の中の隅っこの席に座っているかのように思えて
すぐに読み終えてしまいました。
何も考えず、なんとなく眠れず、ただお腹が空いてもいいなぁと思う方は一度読んでみてください。
これにて感想おわり